産地 台湾北部坪林
発酵度 輕(15%程度)
海抜:400-700 メートル
香りの変化
坪林の文山包種茶は、春茶と冬茶それぞれが異なる魅力を持ち、香りや風味の違いを楽しむことができます。春茶は軽やかで清新な味わい、冬茶は深みとコクのある風味を楽しむことができ、それぞれの季節に応じた楽しみ方があります。製茶過程:
茶葉の摘み取り→ 日光萎凋 (室外または室内) → 浪青(茶葉を撹拌して均一にする) → 殺青(加熱して発酵を止める)→揉捻 → 乾燥定型(乾燥させて形を整える)焙煎無し
坪林の文山包種茶は、春茶と冬茶でそれぞれ異なる特徴を持っています。
主に以下の点に表れます。
春茶
- 香りと風味:春茶は清新で香り高く、花香や果香が感じられることが多いです。特にジャスミンや桂花の香りが際立ち、甘くて爽やかな味わいがあります。
- 茶葉の特徴:春茶の茶葉は柔らかく、若々しい緑色をしており、滋味が豊かです。滑らかな口当たりで、飲んだ後の清々しさが印象的です。
- 生産条件:春は日照時間が長く、温暖な気候が茶の成長を促進します。夜間の気温差が大きいことで、香りと風味が凝縮されます。
冬茶
- 香りと風味:冬茶はより深みがあり、濃厚な風味を持っています。ナッツや草本の香りが感じられることがあり、コクがありながらもまろやかさが特徴です。
- 茶葉の特徴:冬茶の茶葉は長い成長期間を経て、繊細でありながらも肉厚で、質感が豊かです。茶湯はまろやかで、余韻が長く残ります。
- 生産条件:冬は気温が低く、日夜の温度差が大きいため、茶樹は日中に栄養を蓄え、夜間に休息をとります。この条件が独特の底韻を生み出します。
坪林の冬茶がこのように深い底韻を示す理由は、当地の土壌、水質、そして茶農家の細やかな栽培に密接に関係しています。
各季節の茶はそれぞれ独特の風味を持ち、じっくりと味わう価値があります。
ポットを熱湯で温めてから茶葉をいれた後、95°のお湯をポットに入れ、お湯150ccで 95°以上のお湯を注ぎ、お湯入れ始めから約1分で1煎を出し切り、2煎目は50秒、3煎目は60秒でします。濃さはお好みで調整を願います。
5煎お楽しみ頂けます。水出しの場合、茶葉1g対お水50ccで、そのまま冷蔵庫で6時間に置きます。溫かくても、冷たくても美味しいです。
お茶の淹れ方目安(150ccのポットに対して)
お湯の温度 |
茶葉の量 |
時間 |
抽出回数目安 |
90〜95cc |
5g |
約1分 |
4〜5煎
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